赤石五葉松とは

Akaishi Goyomatsu

五葉松とは

盆栽の王道樹種として
赤石山

五葉松は海抜約500メートルから2500メートル程度の北海道南部・本州・四国・九州の山地に自生する松です。

高山性で、冷涼な場所に自生していますが、クロマツ、ニシキマツなどと比べて、暑さ、寒さに強く、乾燥したところでも育つので、岩場の急斜面や崖などにも自生しています。

光合成量が比較的多い陽樹ですが,幼木ではやや日陰にも耐え、適湿なやや肥沃地でよく育ちます。成長が遅い上、木質が柔軟で枝を曲げやすいため、盆栽によく使われます。

歴史的な価値のある盆栽

松柏盆栽の代表的な樹種として、古くから盆栽に重宝されてきましたが、中でも「三代将軍」は、名品中の名品とされる五葉松で、徳川三代将軍家光が愛蔵したといわれる歴史的な一品も現存しています。

皇居の盆栽

安定した姿、幹肌の力強さ、鉢とのバランスに歴史と自然が漂う風格のある大型盆栽。古色あふれる姿は別格、名品中の名品である

庭木としても人気

地植えのものは、樹高は通常7m程ですが、大きい物では最大20mまで成長するとされています。柔らかい幹枝と短い葉性が魅力で、松葉が特徴的です。長さ2~6センチメートルの松葉が5本で一房になっていることから五葉の松、五葉松と名付けられました。

縁起の良い樹木

五葉松は「御用待つ」という語呂から、「御用を待つ」、「仕事を待つ」、そこから「良い仕事が舞い込みますように」という願いを込めて、縁起がよい樹木とされています。冬も緑の葉を茂らせる常緑樹で、不老長寿の象徴ともされており、庭木にも用いられます。また、五葉松盆栽は縁起物の贈答品としても大変人気があります。

五葉松の魅力

手入れのしやすさが手伝ってか、五葉松盆栽は広く普及しており、全国的に愛好者が多く、黒松盆栽とその人気を分け合っています。

魅力としては、若木、老木共に、樹形が作りやすく、直幹、模様木、斜幹、吹き流し、株立ち、蟠幹、懸崖、根連なり、筏武器など多様な樹形展開ができるということが挙げられます。

赤石山

加えて、ジン、シャリ作りを施した樹形表現にも適当で、葉性の細かさと、松としての風格との対比は、盆栽としてこの上ない適性を備えた樹種と言えるでしょう。

人気もあり、広く普及しているが故に、珍しくはないというような扱いを受けることもありますが、それだけに、有望な良い素材を選んで、各々の樹の形状や性質を見極め、個性を伸ばすような培養管理を施せば、五葉松盆栽の価値を認識できるに違いありません。

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